もう先月の話になるけど山口県にある『山口ビューティーモード専門学校YIC』へ、会社説明会に行ってきた。
初の山口県!という事で少し興奮気味のぼくは、説明会のはじまる3時間前に新山口駅に到着。YICは駅の目の前。
しかし駅前に時間を潰せるお店が全くなく、焦る僕。
仕方ないので新幹線の待合スペースでPCを開き、普段の仕事をやりつつ☕️
いざ説明会へ出陣!
ブースがいくつも並ぶ会場で、各求人担当者がいろいろな準備をしながら待ち構える。
そこに学生さんが数名集まって話を聞き、時間内で何回転かするスタイル。
各サロン『絶対に学生さんをとる!!』って意気込んで、オシャレなコンセプトムービーを見せたり、パンフを見せたりして、一生懸命に自社のアピールをする。
NYNYももちろん、福利厚生や教育、給料体制など、どこにも負けない条件はたくさん揃っている。大手ならではの強みも、めちゃ手厚い。
でも僕は、一切そんな話をしなかった。
じゃあ一体何の話をしたのか?それは、
ただ〝笑いを取る事〟に徹しましたww
高いコストかけて何をしとんじゃー!と怒られそうですが、僕にはある戦略があった。
それが、
『どこで働きたいか?ではなく、誰と働きたいか?』
を学生さんに気付かせること。
つまり学生さんに『岩田という人間がいるNYNYで働いてみたい!』と思わせる事だ。
(もちろん笑いだけでなく、オチも用意しましたよww)
実際にサロンで一緒に働くのは、現場の店長はじめNYスタッフの皆ではあるけど、
まずガイダンスの大きな目標は『サロン見学に来てもらう』のが第1関門。
学生さんはたくさんのブースをまわり、たくさんのサロンから猛アプローチを受け、条件だけで考えるなら〝どこも一緒〟な感覚。
でも美容師を目指す子たちってそもそも、
〝就職したら頑張る覚悟〟を持っている。
条件が良いに越したことはないけども、根本では『自分がどんな美容師になれるサロンか?』を求めているんだと思う。
だから目標になる美容師がいるサロンは求人に強い!
この人みたいになりたい!
この人と一緒に働いてみたい!
この人と一緒なら自分も凄くなれる!
これが無いと人は夢を追えない。
夢を追えずになんとなく就職をしたサロンは、美容師なんて続けられない。
僕はそう思う。
だから僕は笑いで掴みを取った後、働く条件ではなく〝これからの夢の話〟をした。
そんな就職ガイダンスの結果、2人の生徒さんがわざわざ京都の店舗まで、サロン見学に来てくれた。
彼らはここで更に、サロンで実際に働いている先輩スタッフの話を聞き、目をキラキラさせていた。
僕は彼らが1番成長できる(夢を追える)店長がいる店舗を紹介した。
彼らも来年からNYNYで共に働く大切な仲間です。
今ぼくらがそんなスタッフにできることは『自分に磨きをかけること』が1番なのかもしれない。
会社がいくら『働きやすい環境』を用意したところで、魅力ある美容師がいないお店なんて誰も働きたいとは思わない。
人は絶対に『この人と働けば自分も成長できる!』という確信がほしいんだ。
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