美容師は技術職なので、例えば髪型の左右の長さを合わせたり、前髪をミリ単位でこだわったりと、ほんとに繊細な仕事をするのが魅力的な仕事です。
細かい薬剤の配合もこだわるし、ケミカルの知識もぬかりありません。
ですが、こと専門分野外のコトに関してはズボラで無頓着な人も少なくありません。
プライベートがズボラな分には特に問題はありませんが、web集客やSNSに関してズボラな美容師さんは絶対に上手くいきません。なぜなら、
ネットを見ているのも生身のお客様であり、気遣いやこだわりをネット上で伝えられない美容師はそもそも選ばれもせず、お店に来てもらえないからです。
お客様への気遣いは細部に現れる
リアルにお店でも細やかな気遣いができる美容師さんはイメージしやすいと思うのですが、いくら口ではお客様に『何か困ったことがあったら、言ってくださいね♪』と声をかけたとしても、ホントに些細なところに目がいく人はお客様が口に出さない異変にもすぐ気付きます。
そんな気遣いができて、店内の整理整頓もしっかりしているし、掃除も行き届いている。そんなお店が理想的なサロンであるのは、これを読んでるみなさんもきっと同じでしょう。
でも、それはお客様が実際にお店にご来店されてから感じていただくこと。
そもそも無数にある美容室の中からお客様に選ばれて来てもらわない事には、そのこだわりや素晴らしさは伝わりませんよね?
来たことがないお客様(いわゆる新規)は、何を基準にサロンを選ぶか?
それは当然、ネットの情報を見て選びます。
ではネット上の情報で下記のようなサロンがあったとしたら、どちらが美容師のこだわりや良さを感じるでしょうか?
言うまでもなく、後者の方だと思います。
むしろ後者が普通で、前者の方が違和感しか感じなくないですか??
実際のアクセスデータや予約への成約率を見ても、結果は歴然でした。
このようなプロフィールページは本っっっっ当によく見かけます。
僕は、美容師が髪型の左右の長さがあってないとか切り残しに感じる嫌悪感と同じくらい、このページが気持ち悪いです。笑
スタイル写真のページも同じことがよくあります。
↑まずはコレ。
左右の写真は同じサイズ、同じ角度、ほぼ同じ頭の高さなんですが、急に真ん中の写真だけがスクエア(正方形)でモデルさんも左向き。しかも野外。
なぜ???って思いませんか...
↑酷いときはこんな感じ。
写真の1つ1つにいくらこだわっていても、並べて見たときにサイズも違うし角度も違うし、雰囲気もバラバラ。
『木を見て森を見ず』という言葉の通り、写真1枚しか見えていないからこのような統一感のないページが出来上がってしまいます。
だったら、
↑いかがでしょうか。
同じように髪を掴んでいる写真じゃなくても、縦横のサイズや画角、頭の高さがほぼ揃えられているので違和感がありません。
このように、普段から繊細な仕事をしているはずの美容師が、ことweb上になると全くこだわりも無く、ズボラであるのは何故なのでしょうか??
ネット上の情報にも細部にこだわりを持ち、ミリ単位の仕事ができる人こそ、本当にお客様に対してこまやかな仕事ができるのではないでしょうか。
今すぐ自分のお店のページを見直してみましょう。
きっと恥ずかしくなるはずですよ。笑
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