集客が上手いwebサイトの特長、それは
『脳を使わせない』ことです。
脳を使わせないとは、つまり考えさせないということです。
人はネットで何かものを選ぶ時、特に購入をする時は、極力『考えさせられるもの』を嫌う傾向にあります。
これはWebサイトのアクセス解析をしている人はよく理解できると思うのですが、複雑であればあるほど、人はそのページから元のページに戻ったり、違うページに移行(つまりページ離脱)してしまいます。
まずは値段設定。
特に美容室の値段設定はその性質上わかりにくいものが多く、コレと言ったらコレ!という値段があまりないので、見ているお客様は警戒します。
あれもコレもとプラス料金が発生するものがとても多いので、キチンと説明をしておかないといけない反面、その分かりにくさが余計に複雑に見えてお客様は『何やかんやで結局、高くなってしまいそう』と心配するのです。
美容室によってはこの分かりにくさを解消して〝一律〟で値段設定をしているサロンも沢山ありますが、これは良し悪しの問題ではなく経営判断に近い部分でもありますから、色んな体系があって良いと思います。
そして提供する商品(サロンであればデザインなど)の条件。
条件も色々と複雑に設定されているがために、何が対象で何が対象でないか?が素人では分かりにくく、考えたり調べたりするのが面倒くさくなって結局選ばれない...
こんな事もよくあります。
売上をあげたくて必死で考えたセットメニューやキャンペーンも、複雑であればあるほどお客様はよく理解できず、例えそれがお得であっても選択される確率がグッと下がってしまうんです。
世の中見渡すと税金でも、手当や申請でも、お得でやった方が良いと思われることでも『面倒くさくてやらない』という人がほとんどなんです。
人はホントに考えさせられるのが嫌で、脳のカロリーを消費させられるのが基本的に苦手なのです。
だから〝パッと見てわかるもの〟の方が人気が出るし、よく売れるんですね。
なので、極力分かりやすく・シンプルに表記がされている方が、ネット上では好まれます。対面でゆっくりとお客様に向かって商品の良さをアピールしたり、説得したりできる販売方法とは違うんです。
ちなみに『複雑』と『詳しい』は全く別物です。
商品について詳しく説明をされているページと、複雑に説明をされているページは著しく購入率や予約率が変わってきます。
シンプルな方が良い!と聞くとそれを勘違いして手を抜いてしまう人がいますが、それは間違いです。
『本当にわかりやすいもの』というのはシンプルですがよく考えられていて、いかに相手が理解しやすいか?にこだわり、言葉選びや表現方法がしっかりチョイスされ洗練されているものです。
SNSに関しても同じ事が言えますし、ポータルサイトでの集客を担当する方は特に気をつけて作り込んでほしい所であります。
こだわり抜いた厳選ワードをしっかりとチョイスし、上手く良さをアピールできるような分かりやすい表現で、Web集客を最大化させていってください。
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