NYNYでは新規のお客様のうち約80%がweb予約をされます。毎月4,000〜5,000人の新規様のうち80%って結構な数なんですよね。
そのお客様の動きを毎月見てると面白い発見がたくさんあります。
特に新規のお客様は美容院を予約するときって、当日や前日にweb予約をしてくださる方がすごく多いですよね。
けどそのほとんどのお客様が、〝数回目のページ訪問〟である事を知っていますか?
『当日予約』は当日決めているわけではない
ホットペッパーでもminimoでも、前日の晩や当日になって予約が沢山入ってくるっていう体感がどこの美容院でもあると思う。
予約枠を解放していればギリギリでも入ってくるので、実際にリクルートさん等の運営サイト側も『すぐ予約』の設定を推奨してくると思います。
ただそれは『ユーザーの利便性』に準じて推奨しているだけなので、何も美容院側に意地悪をしてそう言ってるわけではない。笑
ではお客様はギリギリになって予約を入れる方の割合が多いのはなぜか?
それは只お客様が〝ギリギリまで他の美容院と比べて迷っているから〟である。
お客様は数回の訪問を経て〝検討リスト〟を作り、美容院を予約する
お客様はお店を予約するのは当日であるとしても、実はその数日数週間前から何度もその美容院のページを訪れています。
これはGoogle Analyticsのデータを見れば明らか。初めてそのサイトに訪れてすぐに予約をするっていうのは、中々ない。
自分がAmazonや楽天なとのECで買い物をする時の事を思い浮かべてもらうと想像しやすいですが、その商品が高額であれば高額であるほど、その場で即決する事ってあまりないのでは??
何度もそのサイトを訪れて、買おうかどうか検討し、他のサイトとも比較するかもしれない。実際にもう買おうと決めていても、しかるべき自分のタイミングで[購入ボタン]を押す。
美容院を予約するにしてもお客様はこれと同じ心理で予約サイトを訪れる。
特に初めてのサロンであればあるほど、それは金額ではない〝リスク〟がまた別の要因として付いてくる。
いくら安くても、もしくは高くても、本当に綺麗にしてくれるのか?失敗しないか?私と合う美容師か?私の要望を受け入れてくれるか?
何度も何度も検討しながら『自分の中の美容院検討リスト』にいくつかピックアップしてから、希望日を迎える。
なんとなく髪を切りたい日は決まっているのでその当日にやっと『検討リスト』から決断するんですね。
その日お客様が美容院を予約する決め手は何なのか
ここをキチンと戦略として考えないといけない。何となく料金を下げたり上げたり、順番を変えて見たり。
何が正解ってのは状況によるのでハッキリとはないですが、1つ言えるのは『お客様は他の美容院と比べている』ので、その比較対処との差を明確にするという事だと思います。
ホットペッパーなら上下の美容院、minimoなら上下の美容師、SNSなら更に広い範囲で〝比較検討〟されている。
ではその人との差はどこにあるのか?
お客様は何の差で決め手を打つのか?
それが料金かもしれないし、デザインかもしれないし、たった一言のプロフィール文かもしれない。
そんな風に色々と打ち出しを考えてみると、PDCAがやり易く、管理がより面白くなってくるかもしれませんね。
自分1人が上手い写真でお客様を集めるのは、もはや練習すればいいだけなので簡単。
じゃあそれが出来ない美容師さんたちに、どうやって集客したお客様を割り振っていくかが、今後注目するべきスキルだと思います。
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