前からめちゃ気になってたんですが、
『33万人待ち』というとんでもない数で、逆に行く気を失っていた話題のお店『悟空のきもち』へ、ついに行ってきました。
ヘッドスパ専門というより公式では『頭ほぐし専門』と謳っている超人気店。
『無水ヘッドスパ』なので、我々美容室がやるシャンプー付きのヘッドスパとはまた違うお店ですね。
何度も書きますが『33万人のキャンセル待ち』って、それを聞くだけですごく興味がありますよね。
まぁ技術はもちろんなんですが、
そのマーケティングが成功してる秘訣なんだろうなーと思っていたので、
ここ最近ずっとネット予約画面をちょくちょく覗いていたんです。
そーするとまぁたまにですが
こんな感じでキャンセルが割と出てます。笑
キャンセル待ちのLINE登録者が33万人なんですかね?おそらく。
まぁパッと空いていても一瞬で埋まるので、人気なのは間違いないでしょう。
とりあえず僕も予約を取ってその極上の睡眠体験をしに行ってきました。
今回ぼくがいったお店は京都本店。
阪急河原町駅から徒歩スクです。
フジイ大丸のナナメ向かいの寺町京極商店街の入り口、サイゼリアが入ってる『菊水ビル』6Fですね。
ビルの入り口にはこんなイーゼルが。
ふふふ...楽しみすぎます。
何と言っても公式サイトでは
快楽の絶頂で眠りに落とす『絶頂睡眠』で
『快楽の向こう側』へ誘ってくれるそうなので、期待感がハンパないです。
が!しかし!!
僕はスタッフの語り部となるため、このブログを書き上げる使命があるので、
絶対に寝る事は許されない!
これでも元美容師。
今まで数多のスタッフにヘッドスパや、シャンプーのレッスンに付き合ってきて、
手技や声がけのレッスンを見てきたこの僕。
とは言え前日の睡眠不足もやや不安材料としてあったので、より完全勝利を目指すべく、武装の準備を完璧にする必要があります。
予約時間の15分前にコンビニへ行き『眠眠打破』より強力な『強強打破』の、その更に協力な『激強打破』を購入。
通常の眠眠打破の数十倍の効果があり、その成分がヤバすぎる!とネットで話題の『激強打破』!!
通常のカフェインやアルギニンに加え、
サソリ、ウミヘビ、スッポン、赤マムシ、馬の心臓などが入っているこのスーパー精力剤。
もう眠気どころかもう覚醒状態で、これからの戦いに備えます。
安眠を求めて施術を受けに行くのに、あえて『寝ない』という全力の抵抗をする。
今までこれ程の準備で『悟空のきもち』と戦った人はいたのか!?
いや、きっといない!!
この超強力な、もはや黒魔術レベルの成分が入った激強打破をゴクンと一気に飲み干し、
勇み足でエレベーターを降りたった僕は、ついに『悟空のきもち本店』へオラオラ状態で乗り込むことに!!
店に入るなり、薄暗くアロマの香りがする店内で2人のおねーさんが出迎えてくれました。
アーユルヴェーダ...って感じの(?)ヒーリングサウンドが心地よくBGMとして流れている以外、一切物音や声が聞こえない店内。
もはや気持ちは最遊記の悟空ではなく、戦闘の血に目覚めたスーパーサイヤ人3状態だった僕は一気に場の空気を読み、大人しく入店。
僕に近づいて来てくれた受付のおねーさんも、超絶ウィスパーボイス(つまりコソコソ声)で、お店のシステムの説明をしてくれます。
いやいや、こんな雰囲気に呑まれてはいけない!気合いを入れて、血走った眼で激しく頷きます。
↑※加工で明るくしてますが、結構暗いです。
一通り説明をしてくれて、『一体自分が今、起きているのか寝ているのかわからない不思議な状態を、体験できますよ』と、おねーさん。
なるほど、スタッフさんや店の雰囲気、サービスの説明に至るまで一貫してマーケティングし尽くされたこのシステム。
通常の状態ならば、もはやこの雰囲気ですでに寝てしまいそうになるほどの空気感。
やるな、悟空。
だがしかしッッ!!
オラは(←)そんな罠には絶対に引っかからんぞーーッッ!!!
気付けばいつのまにか界王拳状態にまで戻ってしまっていた僕は再度、気合いを入れ直しスーパーサイヤ人3へ。
興奮を保つために、待合椅子からキョロキョロと店内を見渡すオラ。
前払い制だということで先にお会計を済ませ、しばらくしておねーさんがご案内に来てくれました。
そして遂に、戦場の場へ案内されることに。
絶対に、寝ぇへんぞーーッッ!!
オラオラオラーーーッッッ!!
と椅子に深くもたれながら戦闘体制へ。
ゆっくり、そして丁寧に、施術をし始めるおねーさん。
...と、気付けばあっという間に60分。
この60分間、何があったかはブログではあえて書きません。。。
(ここは実際に行った人のお楽しみですね!)
さて、初体験となった今回の『悟空のきもち』でしたが、やはり思った通り
〝次回予約〟での高再来率がキーポイントでした。
その次回予約を取る方法は、店内のiPadで〝お客様が自発的にとりたくなるような〟仕掛けのように感じました。
予約が取りにくいのは(公式サイトにも書いてますが)リピートのお客様を優先して予約の枠を空けるから。
ここで例えば僕が他の人の予約を取ることも禁止されています。
つまり予約枠の譲渡ができないわけです。
同伴予約の場合は、3回以上来店した事のあるお客様しか予約ができないようになっています。
美容師の目線でヘッドスパを評価するというよりも、よりナチュラルに自然な一般客としてこのサービスを体験した今回。
その高リピートの理由も納得できるほどの体験ができて良かったです。
最後に頂いたゆず茶も美味しく、ほっこりして退店。
その日の夜はもちろん、異常な眠気に襲われてまたしてもリビングのソファーで寝てしまった僕でした。
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