やらされて新しい仕事をするのと、
自分で必要性を感じて仕事をするのとは大きく何が違うんでしょうね...
質?
継続性?
熟練スピード?
どれも正解だと思いますが、この違いは実際に〝自分で体感〟してみないと理解できない事なんだと、最近よく思う。
結果ですら〝与えられたモノ〟になってしまうと、人は成長しない。
人にやらされるのが先か?自分からやるのが先か?
よくオカンに『宿題やりなさい!』って言われてスネる小学生のように、
人は誰かに指示をされると行動が億劫になってしまう感情の生き物です。
指示してくれる人との〝信頼度〟によっても大きく違いますが、何かに取り組もうと思っても先に『やりなさい』と言われてしまうと、先を越された感じがして遅れをとったカタチになってしまう事がよくあります。
『今やろうと思っていた』のに、指示されてしまうのは結局、自分の行動が遅いからであって、それは指示された時点でもう『やりたくなかった』のと同じ。
そう思うことによって、自分の行動スピードを高速化する良い基準になったりします。
自ら必要性を感じてやる事ほど、成長スピードが上がるものは無い
人に指示されてやる作業は、どうしても行動が限定的になってしまうし、求められるものを測るがあまりパフォーマンスが落ちる事がデメリット。
指示を出す方も気を使う(その人の能力に合わせた指示を考える)ので、どうしても成長するスピード感にも欠け、結果が伴わない事が多い。
そらならいっそ指示しない方がいいかと言われれば、何もしなければ共倒れになってしまうので指示せざるを得ない。まさにちょっとした負のループ的な、やりにくい関係性になってしまうのではないでしょうか。
ベストなのは自ら必要性を感じて作業に取り掛かる事。
求める結果が相手ではなく自分が求めるものなので、結果を出すために、ある作業を行うからです。
自分から動く人は勝手に反省して勝手に行動しだす
いわゆるPDCAなんですが、自分でこんな結果をだしたい!と動くので、当然その結果が伴わなければ反省し、改善した次の行動に移す必要性がでてきます。
反省と改善すらも指示待ちにしてしまう人よりも成長スピードが早いのは当然ですね。
指示する側のポイントは必要性を感じさせる事
僕がよく講習などで説明する内容のほとんどは、
やらないといけない理由を自分に置き換えて想像しやすくする話。
やる事なんてホントは大した事ないんです。
要は人が動きたくなるような必要性を例に出して実感してもらう事を大事にしています。
例えば『いまリアルタイムでこれだけの人が貴方のホームページを見てるよー』とか
『もし貴方が○○のお店に行って、こんな状況だったらどーする?』とか。
これをいかに相手の状況に近い形で想像させるか?がとてもポイントです。
NYNYで成果を出している方の多くは、このパターンで行動力を高め、自分で成長していく良いサイクルを身につけて行ってるんだと思うんです。
頭ごなしに『これをやれ!』で通用しないのは情報量の差
昔みたいに情報がほとんど無かった時代。
自分の成功体験や経験値がすべてで、その情報しかない人にとっては何でも上司に従わざるを得なかった時代。
でも今は誰でも簡単に沢山の情報が得られ、何も考えさせずに『とにかくやれ!』で通用しない時代だと思います。
人が行動するのには基本的になんでも理由が必要で、その理由は結局のところ『人に指示されたもの』ではなく『自分で決意したもの』。
そこに気づかせてあげる助言が、結果的に信用、信頼、尊敬に繋がる。
やっぱり人を動かせるのは『信用』と『尊敬』でしかない。
情報は沢山得られても、それを処理するリテラシーはどの時代も変わらず必要なので、
そのリテラシーを育ててあげるのが人を動かすポイントなのかなー
と、僕は思ってるわけです。
やる方も、やらされる方も、やらせる方も、ちゃんとポイントを押さえて動いていきたいですね。
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