『やりたい事は何ですか?』と質問される事って良くあるんですが、その『やりたい事が自分の好きな事かどうか?』はまた別の話だと思うんですよね。
『〇〇してみたい!』
『〇〇って面白そう!』
というのは興味があるっていうだけで、
そもそもやった事がない仕事を好きかどうか?を自分で判断するのは不可能です。
『やりたい事が見つからない』という人ほど、実は超現実派で冷静
『将来やりたい事』がハッキリとすぐ答えられる人ってすごく素敵です。
自分の興味ある事と向き合い、その方向に迷いなく突き進む素直さって実は勇気がいる事だと思います。
『将来やりたい事』がハッキリとすぐに答えられない人って、実はそう宣言する勇気が無いだけなんです。
〝やってみないと自分がどう感じるかはわからない〟という、ある意味めっちゃ現実的で冷静なだけ。
興味というのは『想像力』の事だと僕は思ってるんですが、自分がまだ経験してない事に対して色々と想像を働かせて、それを経験した時の自分の気持ちを予想しているだけなんです。
この予想ができない状態になると、
『やってみたいかどうか?わからない』
となります。
例えば、オーストラリア西部にあるハットリバー王国に貴方は行きたいですか?と聞かれたら『へ??』となりません?
自分が見たことも聞いたこともない国に行きたいと思う人はほぼ居ません。
何も情報がなくて何も予想ができない状態では『行ってみたい』とすら思わない。
その国に行って自分が楽しいかどうか?なんてわかるはずがないんです。
『やりたい事』なんて見つからなくていい
やりたい事が見つからない人って何故か少しマイナスのイメージがありますが、僕はそうは思いません。
やった事も無いことを判断するのが難しいと思ってるだけだからです。
やりたい事がハッキリしてる人は、実はただ強烈にやりたいと思い込んでるだけかもしれません。その仕事が自分に適正かどうか?はまた別の話だと割り切ればいい。
だから1番大事なのは
『やりたいorやりたくない関係なく、とりあえずやってみろ』
という事。
1度自分で経験してみた上で、やりたいかどうか?判断したら良いだけなんです。
逆に言えば、経験もしてないのにやりたいかどうか?なんて判断する方が、おかしいのかもしれません。
『やりたい事』ではなく『やるべき事』を見つける
美容師をやりたいかどうか?判らない。
長く仕事をしているとよく聞く言葉ですが、これにも段階があります。
美容師を数ヶ月しか経験してない人と、1年経験した人、10年経験した人、20年経験したひと、それぞれ見えてるものが違います。
ほとんどの人は、何も経験せず何も見えていないのに『やりたいかどうか?』を無理やり判断しようとするから、自分が苦しくなる。
だったら、何も考えずにまずやってみる!という事を繰り返して、沢山経験した上でただ『やるべき事』を見つければいいだけなんです。
人は誰しも何かしらの使命があるもので、自分の意思とは関係なく『やるべき事』というのが存在してます。
とにかく行動をしてその使命さえ理解できていれば、『やりたい事』なんて見つけなくても良いし、ましてや見つからない自分を情けなく思う必要もありません。
そもそもその質問すら意味がないとすら僕は思います。
やりたい事を考える前に美容師やろう。
せっかく自分で選んだんだから。
シンプルに、考え過ぎず、自分がやるべき事だけを考えて精一杯がんばりましょう。
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