僕は本に助けられて今があります。
本がないと今の考え方や仕事の成果はあり得ないってくらい、人生の一部になっています。
みなさんは月にどれくらい本を読みますか?
最近、自分の人生におおきく影響を与えた本に、どれだけ出会いましたか?
本を読む重要性って?
活字が苦手な人も、好きな人も、本を読むと良い事ばかりなので沢山読んだ方がイイと思います。
というのは、
本って他人の人生の一部を吸収できるすごいツールであると思うからです。
たった1000円前後の投資をするだけで、すごい人の考えに考え抜いた知識や経験を、聞くことができるなんて、こんないいものはありません。
『本って読むだけでは何も変わらないよ』と読書を嫌う人も中にはいるかもしれませんが、
確かに読むだけで〝やれる気〟になって、結局なにも変わらない人も沢山います。
しかしそれでもイイ。本を読まないよりはマシです。
他人の考えや知識を取り入れるという事は、自分の考え方や知識をアップデートするという事です。
逆に本を読まないのであれば、自分の狭い視野でずっと同じ考えに固執してしまう恐れがあります。
自分の経験値でしか物事を判断できないので、時代のながれから外れてしまう恐れがあります。
常にアイデアにあふれ、広い視野を持ち、
色んな考え方ができる人はいつでも読書をしている人です。
おそらく僕のこのブログを読んでくれてる人であれば、読書否定派のひとは居ないと思いますが、
今一度、本を読むことのメリットを整理して、実行に移すためのポイントというのを僕なりにまとめてみました。
これさえ意識して読書をすれば、本の価値を数十倍にして自分へリターンできますので、ぜひ試してみてください、
- 自分の仕事に当てはめながら読む
- 人に話す前提でメモをしながら読む
- 全部読み切ろうとせず、多読しても良い
- 直感で選び、ジャンルを偏らせない
- 読む環境を整える
- 対案を考えながら読み、理解を深める
- 自分のタイミングに合わせて2回読む
①自分の仕事に当てはめながら読む
これはまず第一に、本を読むための目的ともいえる重要な事です。
本というのは他人が書いたものですので、
(当たり前ですが)その人の職業やおかれた状況、環境やタイミングや時代なんかが、いまの自分とは異なります。
なので、そのまま言葉通りに受け止めるのではなく
〝今の自分にはどのように当てはまるかな?〟
〝今の自分の仕事にどうやって置き換えられるかな?〟
と想像をしながら読み進めるのがポイントです。
同業種の著者が書いたものであれば想像しやすいかもしれませんが、
そうでない場合の方が多いと思いますので、
『これは勉強になるな!』とすぐに感じる事以外であっても、
『これは自分の仕事とは関係ないかな...』と感じる事も、いかに今の自分に当てはめられるか?を考えながら読むトレーニングをしてみてください。
そうすれば、今は役に立たない知識であっても、後々役に立つ、思わぬアイデアにつながる事があります。
1つの答えが、もう1つの答えとつながったり、
違う方向性のものが実は本質が同じだったことに気付いたりします。
本を読んでただ『なるほど~勉強になる!』だけでなく、
どうしたら今の自分に当てはめられるか?を常に意識して読んでみましょう。
人に話す前提でメモをしながら読む
本というのは読むだけでは記憶できません。
たくさん本を読んでも、あんまり覚えられないんですよねーという人は、
ぜひアウトプットする事を前提で本を読んでみてください。
アウトプットというと何かカタいですが、
ブログでもいいし、Twitterでもいいし、ただ感想を人に話すだけでも構いません。
基本的にインプット(自分に取り入れたもの)はアウトプット(いわゆる発信)でしか自分の身になりません。
ですので、本を読み進めながら『このフレーズは○○さんに教えてあげよう』とか
『この事柄は□□さんの今の状況にピッタリだな』とか、そんな事でも構いません。
自分の理解に留めておくだけでなく、人にお話しすると良いのは
相手だけでなくて実は自分の理解が一番深まる事です。
繰り返し人に伝えることで、自分の経験や他の見解が融合し、
更に良い言葉・リアルな言葉として自分のもとに返ってくるのです。
逆に『あいつは本ばっかり読んでるけど何も成長してないよね』言われる人は、
実はアウトプットが足りていないのです。
インプットとアウトプットは1セットです。
人に話す前提で、気になった事をメモに残しておきましょう。
全部読み切ろうとせず、多読しても良い
本は別に全部読み切らなくても良いです。
読むスピードが遅かったり、読み切るのがしんどくて途中で『合わないな』と思うなら、別に読まなくても良いのです。
そんな場合は『この本は、いまの自分のタイミングに合わない』っていう風に割り切って、
違う本を読み始めてみましょう。
1冊の本の中でも章や項目によってしんどい時ってあります。
だから変に『1冊を読み切らないと次にいけない!』という固定概念をなくし、
多読(多くの本を読み進める)ようにすると、逆に時間が経ってまた再開しやすくなる場合があるのです。
僕も常に2,3冊は同時に読んでる本があります。
そうすると鞄の中が本だらけで大変になってしまうので、最近はKindle(電子書籍リーダー)を愛用しています。
自分のタイミングでない本を常に何十冊もストックして持ち歩けるし、
読み返すのにもとても便利なので、お勧めですよ!!
直感で選び、ジャンルを偏らせない
どんな本を選ぶかって、とても重要ですよね。
いざ『本を読もう!』と思って本屋に行っても、選びなれてない人は結構なにを買っていいか迷うといったことをよく聞きます。
人にオススメされた本を読むのも良いかもしれませんが、
勧められたことによって絶対に読まないといけないプレッシャーも、ちょっとしんどい時ありますよね。笑
僕は、
『本は自分の人生にベストなタイミングで出会うものだ』と考えています。
人との出会いと一緒で、運命ってあるような気がします(←大袈裟ではなく)
本屋さんでもそうで、ざーっと棚に並べられた本を見て
『これは!!』と思った本を手に取り、パラパラとめくって気に入れば買ってしまえばいいのです。
自分の直感を大事にし、ホントの出会いを楽しみましょう。
面白い本、そうでない本を目利きできるようになるのはその後で良いと思います。
読む環境を整える
読書をするにあたって、環境を整えるのも重要項目のひとつ。
いざ本を読むぞ!と思っても、環境が整っていない事には読むタイミングを失ったり、
頭に入ってこなかったりすることはよくあります。
ですので、
①いつ、どの時間に、どれだけ読むか(ある程度)決めてしまう
②自分の読みやすい場所を見つける
この2つはとても重要。
特に②の場合、自宅で本を読もうとしたらいつも眠くなる(もしくは寝てしまう)という人にオススメ。
僕の場合も、自宅で本を読もうとするとすぐに眠たくなるので、笑
夜中でも家の近くのスタバに行き、集中して読める時間を定期的に確保しています。
リラックスしすぎてもダメだし、適度に雑音があったほうが頭に入りやすいって場合もありますので、みなさんも自分なりの『読書環境』を見つけてみるのも良いと思います。
対案を考えながら読み、理解を深める
この本に書いてあることが心理である!すごい!これは革新的な考えだ!
とテンションが上がるのも良いですが、
僕はその次に『対案を考える』という読み方も大事にしています。
素晴らしい考え方を持ったベストセラーの著者が、
『○○の場合は絶対にAAである!だから絶対AAしよう!』
と主張しているとします。
自分はその考え方にとても共感できるし、一般的にもきっとそれが成功への近道である!と勉強になったことがあるとしましょう。
しかしそんな場合でも『××の場合はどうだろう?』とか『もし◇◇だったら、どうなるだろう?』と、その意見に対する反対の意見を常に考えるようにするのです。
いわばその著者と議論をするように、対案を考えて考えて考え抜く。
そうすれば、1つの意見に対していろんな見方ができるようになり、
よりその著者の意見の〝本質〟に気付くことができるのです。
本質というのは、その意見の表面的な意味をとらえることではなくて、本当の意味、もしくは最も大事な根本の部分の事です。
ここに気付くには、対案を常に考えながら本を読み進め、
理解を深めることが有効です。
自分のタイミングに合わせて2回読む
本を2回以上読むことはありますか?
本は生物(ナマモノ)ですので、過去に読んで感じた内容と、いま読んで感じる内容が異なる事があります。
それは自分のレベルが上がった(成長した)ことによる現象だと思います。
同じものを見て、聞いても、その時受け取る側の自分の理解度なんかで
大きく得られるものが変わります。
なので、1度読んだ本は捨てずに、特に影響を受けた本であればあるほど
数か月(もしくは数年)期間を寝かせてから、もう一度読んでみてください。
そうすると、自分の経験値に当てはまる内容や、景色が全然ちがって見えるかもしれません。
僕も気に入った本は何度も読み返したり、数年越しに読んで新しい発見がある事もしょっちゅうあります。
ですので、2回・3回と何度も読み返してみるのも、良いものですよ。
アイデアや発見、自分の成長というのは、いつもタイミングです。
本はただのツールにすぎませんが、常にインプットとアウトプットし続けることが大事。
自分の考えを最新の状態にアップデートする〝読書〟を、みなさんも楽しんでみてください。
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