こないだある買い物をしに行ってきたんですけどね、
まぁ〜そこそこ高い買い物だったわけですよ。
まぁ何を買ったとはあえて言いませんが、
約10万円弱のものです。(思い切りました)
で、色々比較検討してお店に行き、
ある一人の店員さんと喋ってました。
その店員さんはとても愛想が良く
爽やかで男前な青年で、
年は20台中盤〜後半くらいかな??
すごく時間をかけて一生懸命に、
その商品の説明をしてくれました。
そりゃそうですよね!
数千円の買い物ではないので、店員さんもある程度、気合いが入ってたと思います。
で、結果ぼくはその人から
その高額商品を購入するに至ったのですが、
ぶっちゃけ、
商品自体は探せばもっとコスパの良いお店があったかもしれません。
ですが僕はあえて、
その店員さんから『買おう!』と決断しました。
僕が物を買うときのポリシー
世の中いろんな業種でいろんな販売員さんがいます。
僕は職業柄、買い物においていつも
ある“ポリシー”を大事にしているのですが、
『どこで買うか?誰から買うか?』を大事にして、
ちゃんと意味を持って選んで買い物をしよう!
って思ってるわけです。
(いちいち面倒くさい客だと思いますか?その通りですよ!!)
たとえ不器用だったとしても情熱が合って、
お客さんのことを一生懸命考えて接客してくれる人は、
それだけで値段関係なく買っちゃいます。
それとは逆に、
自分本位の価値観で接客してくる(商品を勧めてくる)人はあんまり好きではありません。
よほど欲しいもの出ない限り、
ぼくはその人から買うのを控えます。
なぜかと言うと、
その販売方法を体験して
『あー努力してないな』と感じてしまうからです。
(これが日本人の悪いところなんですかね。自ら仕事のハードルを上げるという...笑)
努力や成長が大好きな人種、それが日本人
時には『結果よりも努力が評価される』というような、欧米ではありえないような考え方だと言われることもあるかもしれません。
ですがその努力には条件があって、
『いかに他社に対して向けられた努力であるか?』
が、日本人消費者が喜ぶポイントなのではないかと、僕は思います。
だから自分本位な接客・販売は受け入れられないのです。
自分本位の価値観っていうのは、具体的に言うと
一方的に自分のパターンに当てはめた言葉しか言えない人の事です。
だから、その商品を買うことは決まっていたとしても、わざわざその店員さんから買いたいとは思わないわけです。
いまはEC(ネットでの買い物)が発達してますから、AmazonでもYahoo!でも楽天でもZOZOでも、僕は大好きでよく使います。
でもそれは、どこで買っても同じものに限ります。
多少値段が高かったとしても、
『この人から買いたい!』と思える店員さんから商品を買うって、
めちゃ素敵じゃないですか?
そうなったら、その商品販売は
『値段』ではなく『価値』を比較して、
お客様は商品を購入してくれるようになるんです。
そりゃ誰だって安いに越したことはないし、
無駄遣いしたいわけでもないのですが、
どうせお金を使うなら気持ちよくお金を使いたい。
そう誰もが思ってるはずなんです。
これはお金持ちの人、そうでない人、関係なく当てはまります。
▶︎どこで買っても良いものは、いくらでも安くしてほしいけど、ここでしか買えないものは、多少高額でも買う。
これが販売員として真剣に考え、努力していく点なんです。
美容師ももちろん例外ではありません。
お客様を想える美容師って?
NYのスタッフで、そんな努力をしている人を見つけました。
彼女は2019年入社の新人ながら、
シャンプーの販売をするのに“お客様への想い”をのせて
それを伝える工夫をしていました。
それがこのインスタ投稿↓↓↓
※本人に了承を得て掲載させてもらいます
今まで興味でご購入された方も説明特になかった、だとか
いい理由はよく分かってないけどいいらしい、
ということで使用されているみたいで勿体ないな、と思うことも多々:( ;´꒳`;):
というわけで改めて~!
効果は一番下に書いていますが
メリットデメリットを分かった上で
きちんと説明しながらご利用頂くことが大事だと思っています!
いい所を実感していただけた方は
毎回こられた際にリピートされていたり、これを購入しに来たいとおっしゃられる方もいるので、
しっかりとした説明は大切だなと思いました♡
〜(省略)〜
でもわざわざ帰って調べたりはしないので、こういうものを書いてみました⸜❤︎⸝
1日に私がシャンプー付きのスパの担当させていただいている方は
平均1~3名なので、使い方や効能をご存知ない方がいらっしゃれば、
良いところを伝えるべく、
少しずつ書いてお渡し出来たらいいなあ。
彼女が凄いのは、
シャンプーそのものを購入してもらうにあたって、
・商品価値
・より良い使い方
・購入後のアフターフォロー
これらを誰に教えてもらうわけでもなく、自らお客様への必要性を考えて発想し、行動していたのです。
仕組みが発達しているNYだからこそ、
仕組みにとらわれて本来忘れちゃいけない部分があるような気がします。
PB(プライベートブランド)のシャンプーは
NYNY全店で長年、数千本と販売している商品です。
目標数を達成するために、
各店いろんな販売方法を仕掛けながら販売しています。
説明の仕方とか、タイミングとか、POPなど
『決められたセリフ』はどこのお店もまぁまぁ言えるでしょう。
でも、
お客様に『本当にこの商品を心から気に入ってもらいたい』って
考えて自分で動ける人って、とても少ないのでは?と思います。
これは商品スペックや好み等は関係ない領域だと思ってます。
ただ売るための方法を考える人と、
お客様とのつながりを大事にする人との違いです。
こうなってくると、手段は何でも良い。
アナログであろうと、デジタルであろうと関係ない。
仕組みや決まり事もない。
要はお客様への想いがあるか?ないか?
ここで差がつくのではないか。
そう思うんです。
美容師のやりがいや面白さ
僕はグループのマーケティングを担う仕事をしていますので、
販売(集客)方法を学び、考え、実行する役割です。
より多くのスタッフが、個人の能力に(なるべく)左右されずに、より沢山のお客様に喜んで買っていただくための方法を、毎日ずっと考えています。
いわばそれが手法であり、仕組みであり、システムです。
ですがどんなマーケティング手法やシステムも関係なく、
販売側(つまり美容師)の能力次第で大きく売上が左右されるのも
ある意味、美容師という職業の面白さ・やりがいでもあります。
つまり何を言いたいかと言うと、
『お客様の為の想いをベースにしている販売能力は、どんなマーケティングにも勝る』ということです。
理屈ではなく、想いです。
それがお客様との繋がりであり、信頼関係です。
この想いの表現方法なんかを、
テクノロジーでシステム化するのが、
僕ら本部の役割でもあり、
より沢山の美容師をサポートするための任務です。
ですが、やっぱり彼女のような
お客様への想いを忘れないスタッフが、
沢山いてくれるといいなと願うわけです。
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