さて僕はスタッフと『目標設定』についてお話しする時に必ず心がけている事があります。それは、
『目標というのは3つに分解して考えよう』という事です。
売上とか、動員とか、もしくは自分の給料でもよいですが、仕事してれば何かしらの『目標』というのがあります。
これを3つに分解するということなのですが、それぞれどんな項目に分かれるかと言いますと、
①意義目標
②成果目標
③行動目標
こんな風に分ける事ができます。
なぜこの3つに分けた方が良いのか?という事ですが、この設定方法こそが軸をブラさず確実に目標を達成するために必要な考え方であるからです。
これはリンクアンドモチベーションの元取締役、麻野耕司さんの著書『THE TEAM』に書かれている考え方で、これを知ってからとても大事にしている目標設定方法です。
簡単に1つずつ説明していきます。
①意義目標
何のために?何をしたいのか?など
そもそも目標設定をするための根本に当たる部分。将来の夢とか、自分がどうありたいのか、などの価値観。
②成果目標
意義目標を達成するために必要な、数字の目標。売上とか、給料とか、数値として追うべき目標。行動目標の結果に当たる部分。
③行動目標
成果目標を達成するために必要な行動を目標にしたもの。例えば売上いくら達成するためにAをこれだけ、Bをこれだけ、Cをこれだけやる、と言ったような具体的な行動。
このように整理してみると、それぞれがなぜ必要なのか?なんとなく各々の役割が見えてくると思います。
そして今自分が追っている目標が何番に当たるのか?考えてみましょう。
ほとんどの人が②と③の目標、もしくは②か③のどちらかしか目標を持ってない方が多いです。
この3つの目標がない人は〝追うものがない〟という事なので、実際に自分が目指しているゴールには辿り着く事ができません。
例えば『僕は売上を200万円あげるんだ!』という目標があったとします。
これは②番の成果目標に当たるので、①と③を設定する必要があります。
①意義目標→そもそもなぜ売上を200万円あげたいのか?100万円じゃダメなのか?200万円あげて何がしたいのか?
③行動目標→売上200万円あげるために何をしないといけないのか?いつまで、どのように、どのくらいの量を?
このように、どんどん掘り下げていくと自分が今本当に追うべきものが見えてきます。
『売上あげるぜ!』
『給料たくさん欲しいぜ!』
と言いながら何もしてない人がいます。
何をしたらいいのか分からない人もいます。
なぜそうしたいか?ハッキリしてないので、途中で簡単に諦める人もいます。
コレらは全てこの3つの目標設定が上手くできてないためです。
何となく全ての辻褄が合うよう感覚で頑張れる人もいますが、ほとんどの人がどこかで思考がストップし、このバランスが崩れて目標を見失ってるのを、僕は今まで沢山見てきました。
ぜひ、あなたの身の回りの人にもこの目標設定方法を教えてあげて下さい。きっと役立つと思います。
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