週休2日制を1番最初に日本で取り入れた社長さんって、誰かご存知ですか?
日本に労働基準法ができたのが1947年。
そのときに一般的な『週休制』っていうものが作られて、お国が『週に一回は休ませないとあかんでぇ〜』という法律を作りました。
でも実はその法律が作られる10年も前、1936年に『週休2日制』を取り入れたヤバイ社長さんがいたんです。それは
松下電器の松下幸之助さん。
(松下電器は現在でいうPanasonic)
当時週に1回休むことすら普通じゃなかった時代に、2回も休ませるというめっちゃ思い切った経営改革をした松下幸之助さんは、ほんとヤバイと思うのですが
実はその改革の理由に、僕は他にない〝深さ〟を感じているのです。
当時、経済面で圧倒的に先を進んでいたアメリカの自動車会社フォードへ視察に訪れた際。
ぶっちゃけ日本人との豊かさの違いにビビりまくった松下さんは、アメリカですでに取り入れられていた『週40時間労働』に目をつけて、それをまんまパクリました。
ただ、その理由に着目してください。
「従業員の指導育成の面から深い配慮を払い、休日が増えたために、遊びに時を過ごし、健康を害したりすることのないように、月4回の休日のうち2回は休養に、2回は修養に当てるように望んでいる」(『松下電器 五十年の略史』1968年、松下電器産業刊)
読みました?
(増えた分の)月4回の休日のうち2回は休養に、2回は〝修養〟に当てるように望んでいる。
つまり
2日間は『勉強するために』休みを増やしたんやで。お前らちゃんと勉強せーよ!!
という意図があって、松下幸之助は週休2日制を日本にはじめて導入したんです。
当時の日本は、要は世界レベルでみると全てに遅れをとっていて、全てに劣っているような環境。
当然、その分身体をつかって働きまくらないと遅れなんか取り戻せなくて、皆必死だったんだと思います。(...歴史詳しくないからあんま知らんけど)
けどそんな中で、
『健康を害してはいけない』とキチンと休みを取らせる判断をした松下さんは経営者さんとしても素晴らしいと思うのですが、それ以上に『修養をしなさい』という意図はもう...
日本の未来を見越しての『決断』と『投資』であることはアホの僕でもわかります。
日本に〝はじめて〟週休2日を取り入れた大経営者さんの『意図』は、どのように解釈されて今日まで認識されてるのでしょう?
(少なくとも僕は知らなかった)
こんな時代からちゃんと『ちゃんと自己投資する時間をとりなさい』と言って〝わざわざ〟休みをくれてる人がいるのに、
ボケーっとフルで8日間休みまくって散財してる人が果たして自分の未来を作れるのでしょうか?
って僕は思いますが、皆さんいかがですか?
時間だけは、誰もが平等です。
週に8日も休んでない人も沢山いると思いますが、、、
休みの使い方、考えますよね。
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