プロデューサーは集客だけでなく、美容師でありながら『マーケティング思考』を持った唯一の幹部集団です。以下に挙げる12の思考を掲げて組織に貢献し、その経験を元に将来の選択肢を沢山持てる美容師でありましょう。
1.お客様に接客できるのはセット面だけではない
美容師はサロンでお客様に接するだけが仕事じゃない。接点を多く持ち、来店中の2時間だけでなく再来店までの89日間に目を向け、来店前に商品を欲しくさせる・私達に会いたくさせるも美容師の仕事です。
2.お客様のニーズは聞くものではなく作るもの
モノが溢れる時代にお客様は自分が本当に欲しいものをわかっていない。お客様に新しい知識を提供し、悩みを作り、欲しいものに気付かせ、ニーズを作ってあげるのが美容師に必要なマーケティングです。
3.お客様への『体験の提供』こそ1番の差別化
美容師が本来提供できるのは髪型を通した〝体験〟です。ベネフィットがしっかりと伝わるような訴求をし、またそれを発信伝達できるようになりましょう。
4.デザインは『相手の行動を起こさせるもの』にこそ意味がある
相手の感情を揺さぶり、行動を起こさせるデザインを考えるのがプロデューサー。自分が作りたい作品だけをデザインするのはアーティストの特権であり、認められ売れるのには時間がかかる。
5.『何を』ではなく『なぜ』で人は動く
相手を動かす説明やプレゼンはいつもWhy→How→Whatであり、優れた組織のリーダーやマーケターはいつも『なぜ』で人を動かす。
6.個人の能力よりも大事なものは組織での再現性
個人の販売能力や集客力も大事ですが、その要素を分析して再現できる方法を考え実行するのがプロデューサー。他人を売れさせる力は長期的に見て必ず私たちの将来に直結します。
7.自分の感情や思い込みではなくデータや数字で判断する
思い込みや経験だけで仮説を立てるのではなく、実際の数字や統計で判断する。ただし数字は嘘はつかないが、見せ方次第で大きく状況が変化することを心に留めておこう。
8.手段に惑わされず結果と出口を常に考える
WebやSNSはただの道具であって、欲しい結果ではない。常に得られる結果とお客様にしてほしい行動に目を向け、それを実現させる技術を磨きましょう。
9.情報はいつでも目の前に落ちている
情報は貰うものではなく自分で行動して取りに行くもの。分からない事はすぐに自分で調べて解決に努め、問題を後回しにせず、知識への投資は決して惜しまないこと。
10.『役に立つ人』ではなく『意味のある人』を目指す
機能的価値よりも情緒的価値の方が希少性が高く、また値段競争に陥らない。ただ誰かの役に立つだけの人ではなく、相手にとって意味のある人を目指しましょう。
11.スピードと行動量こそ成功への近道
完成度は7割で良いから、まずはスピードを優先させる。そして大きな成功を掴む人は手数が多く、行動量にこだわります。現状に甘えず、失敗してもいいから手を止めずにトライしよう。
12.マーケティングとは相手の優先度を奪うこと
高単価なお客様はお金持ちではないし、行動量の多い人は時間を多く持ってるわけではない。限られた資源のうち、いかに意図した行動の割合を獲得できるかがマーケティングです。
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