ぼくが最近みんなによく使うことば『マーケティング』って何なのか。
マーケティングとは簡単に言うと、モノが売れるようにする活動のこと。
その過程には、市場調査、企画、製造、広告、販売、全てが含まれる。
ぼくら美容業に当てはめるとしたら、
現場の美容師スタッフは全てこれをサロン内でやっている。
すなわち美容師は全員マーケターなんだと言える。
企画部でも製造部でも販売員でもなく、
受注・生産・販売まで全部やれる凄い仕事だ。
ただ、そんなオールラウンダーであるが故に、良くも悪くも消費者に近すぎる。
『木を見て森を見ず』という言葉があるように、ひとりのお客様を〝美容消費者〟として捉える事が難しいのかもしれない。
〝美容消費者〟として捉えるとは、どうゆう事でしょう??
お客様が美容院を利用する一連の流れを整理してみよう。
①髪を切りたいと思う→『消費欲求』
②店を探す→『サービスの認知』
③店を予約する→『第1購買』
④来店して要望を言う→『注文行動』
⑤サービスを受ける→『第2購買』
⑥再来店するかどうか決める→『第3購買』
⑦髪型や商品を楽しむ→『消費行動』
ざっとこんな感じにまとめられる。
普段サロンワークで一連の流れとしてお客様にサービスを提供するにあたり、この7つの項目に分解して戦略や戦術を考えることで、やっと『美容院業』が成り立つ。
簡単に言えば、この7つそれぞれが全て美容師の仕事なんです。
美容師がふだん頑張って練習しているカットやカラーの技術。
これらは一連の流れを見ると5番目の『第2購買』に当てはまる。
でも見たらわかる通り、お客様が『購買』行動を起こす回数は、全部で3回あります。
- 第1購買→『集客』
- 第2購買→『技術接客サービス』
- 第3購買→『再来(リピート)』
こうすると分かりやすいですね!
このそれぞれの項目で、僕らが戦略を考え、実行し、サービスの向上をしていかないといけない。
マーケティングとは、モノを売れるようにすること。
いま一度考えてみましょう。
0コメント