例えばインスタでもブログでも技術レッスンでも、毎日やり続けてるのに一向に上手くならない場合がありますね。それは何故でしょう??
継続と努力を穴掘りに例えてみる
自分が継続してやりたい事を、穴掘りをイメージして例えてみましょう。
『毎日、穴掘りを続けようぜ!』という課題に対して、一生懸命に掘っているその穴はまずどのように掘っているのでしょう?
*最初から何も考えず手で掘る人もいれば、何処かからスコップを買ってきて掘る人もいる。
*掘りながら、他の人が掘っている穴の大きさを見て悔しがる人もいれば、何も見ずに自分のペースでただ掘りつづける人もいる。
同じ『穴を掘る』という課題でも、このように人によって全然掘り方が違うんですね。
毎日やっても上達しない人は同じ穴を繰り返し掘っている
毎日継続して穴を掘る事ができても、自分が苦手な硬めの土を掘らない人は、いつまで経っても上達しない。
柔らかい、誰でも掘れる土をただひたすら無心で掘っては埋め、掘っては埋めて頑張っているだけで、何も出てこない。
むしろその穴を掘っても誰も喜ばないのに、それに気づかず掘りつづける。それでは自分の成長なんてなにも無いし、時代はその場所の穴を求めていない。
同じ場所に穴を掘り続けるのではなくて、常に自分の苦手な場所を穴掘りしていく気持ちがないと、人は成長していかないんですね。
周りをもっと見渡すと、色んな箇所にすごいスピードで穴を掘っている人がいるから、まずはその人達のやり方を見て研究しながら身体を動かさないといけませんね。
穴を掘る前にまず地層を調査する人は、行動が遅すぎて人が掘った穴にハマる
『私は無駄な努力はしたくないので、まずここの地層や掘り方を研究してから、じっくり時間効率を考えて掘っていきます』という人は1番要注意。
ただ『穴を掘る』っていう単純行為にも関わらず慎重になってしまうのは、やらない理由を探している場合がほとんどです。いちいち調べてからしか動けないスピード感は、かなりの命取りになると言っていいかもしれません。
そしてそんな事を考えている間に、自分の四方八方に穴を掘られて動けなくなる人が沢山いる。
何事も慎重になるのは大事ですが、さして大きなリスクも無い案件にスピード感を持てない人は本当に損しかしないので、気をつけたい所です。
誰も求めてない穴を掘って、ただ必死に汗をかくだけの人は残念
『穴を掘ろうぜ!』とは言ったけど、たまに一生懸命に意味のない場所に穴を掘り続ける不器用さんがいる。
必死に同じ場所を掘っては埋め、掘っては埋め...腕がパンパンになりながら大汗をかいて穴を掘っている。でもその穴は誰も求めてないから、無駄な努力をし続けて疲労している。
そんな人になっていませんか?
『僕はこんなに努力してるのに、その努力を認めてくれない!』
その気持ちはわかりますが、そもそも誰も求めてない穴を毎日掘り続ける人は、ただの自己満である事が多い。
つまり、自分でわかっていてその無駄な穴を掘っているひと。
こうならない為に、常に人や周りの意見、成功している人の穴をちゃんと見ておく必要がありますね。
穴掘りに参加せずに、人が掘った穴を品評する人は無視しよう
人がやる気に満ちてる時に、その気持ちを阻害してくる人がいる、と相談を受ける事もたまにあります。
穴を掘った事がないくせに、『私は穴を掘る為に仕事してるんじゃない』とか『スコップじゃなくて、ドリルの方が良くない?』とか、自分がやりたくない言い訳をひたすらしてしまってませんか??
そんな人は、人が必死に掘った土を見て
『なかなか良い穴だね』
『ここはあんまり良くない穴だね』
とか分かったように品評を述べたがりますが、自分でちゃんと穴を掘った事は無いので、無視した方がよいです。
一緒に穴を掘ってくれる素振りを見せてくれたとしても、まずは『自分の穴を掘ってから手伝ってくれ!』と一蹴しましょう。
とにかくまずは自分が経験してみる、そこから土の硬さを感じて毎日、試行錯誤してる人が結局1番成功するんですね。
お客様はスコップやドリルが欲しいのではなく、大きくて深い穴が欲しい
最後に美容師が陥りがちな問題として、有名なマーケティングの格言を紹介したいと思います。
T・レビット博士が1960年代に提唱した『ドリルを買う人が求めているのは〝穴〟である』というもの。
僕は常にこの格言を頭の隅に置くようにしていて、販促マーケティングに取り組んでいます。
手法にこだわるのも間違いではないですが、ドリルの性能ばかりアピールしても、お客様が結局求めているのは結局〝穴〟です。
ドリルの質が良いというより、穴の質が良くなる方がお客様は嬉しいんですね。
『お客様が喜ぶ穴を掘ろうぜ!』と言われて掘るのはいいですが、手法にばかりとらわれて結果良い穴が掘れていない事も良くあります。
目的を忘れずに日々の行動をアップデートして、上達する努力を重ねていきたいものです。
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