AIに頼るのか?AIを使うのか?って話



僕はポジション的にというか、性分的にというか、常に最新のツールやデジタル機器なんかに敏感な方ではある。


職業がマーケッターなので、流行り物は知ってるだけでなくある程度体験したり使ってみることは苦ではなく、むしろかなり積極的ではある。


そんな僕が大好きなものの1つ、AI(人工知能)の話をしようと思う。



AIをいま使わない人はAIに使われる未来が待っている


AIの民主化。つまり誰でも簡単に(しかも無料で)人工知能をつかったあらゆるツールを活用できるようになった。


chatGPTでの文章作成を皮切りに、さまざまな生成AIの誕生が美容業界の中でも話題を呼んだ。

特に画像をつくれる生成AIは、スタイル撮影(いわゆるヘアカタログ)の代わりになる!と美容師さん界隈(の一部)で大きく取り上げられてます。


僕はこういったAIが、仕事の効率化に活かせる点においておおいに活用すべきだと思っていて、

逆に使えない人たちは(美容業界のような職人サービス業界においても)どんどん置いて行かれて廃れると思っている。



これはAIに限ったことではなく、そもそも仕事というものは常に最適化・効率化していき、時間をかけなくて良いものはどんどん最新ツールを使って短縮するべき。
だから勉強がいつも必要だし、そこで捻出した時間をさらに別の新しい作業や事業に投資していくことが正解だと考えてる。


『美容師はお客さん商売だから、AIなんて関係ないよ』
『カットは人間しかできないから、美容師という職はAIに取って代わられたりしないよ』


僕はこれは大間違いだと思っている。
お客様にカットやカラーをする〝作業者〟はこれからも変わらず人間がしないといけないだろう。
でもその作業者を指示して働かせる側は、きっとAIに取って代わられる可能性が大いにある。

つまりAIに働かされる側になるわけだ。



AIを理解できない、その断片のツールでさえ使えない、興味がないというのはそれ程危険であると僕は捉えている。






AIに頼る人は誰でもできる仕事しか貰えない



その一方で、AIに頼るべきでない部分でAIを使おうとする人たちが目立つ。それは

自身のプロダクト(商品)を生成AIで見せようとする人たちのことだ。



美容師のプロダクト(商品)はつまりヘアカタログだ。ヘアカタログの写真を生成AIで作ったり、それを使ってさも自身が髪を切ったヘアスタイルのように見せかけて使用するといった現象が、ちょくちょく見かけるようになった。


僕は別にそれを否定するわけではないが、

少なくともうちのブランドの社員には『美容師としてそんなプライドのない事はするな』と言っている。



では美容師としてのプライドとは何なのか?
スタイル写真の撮影にかけるお金やコストを効率化することは、悪い事なのか?


全然悪くない。むしろAIを何も使えない美容師さんよりもよほど賢いし、効率的であると思う。しかし美容師は効率化だけではないのだ。

お客様に向き合う時間や対応、その技術を正直にお客様に提供することは効率化してはいけない。

僕はそのように考えている。



例えばお客様への口コミの返信なんかも、美容師が面倒くさがる業務の一つかもしれない。


それこそchatGPTで自動的に口コミ返信文章を作る方が、よほど時間的にも見た目的にも効率的で、かつ綺麗な文章で返信ができる。


けど本当にそれで良いのだろうか?

美容室の口コミをAIで書くひとは1人もいない。それなのに美容師側がその返信に魂のないAIで応えるというのが、本当に正解なのだろうか?



美容師は業務が多いので、時間をかけずに仕事を終えてさっさと家でゆっくりする方が絶対に良い。その前提で、省いたらいけないところを省くとそれはもう接客業ではなくなる。ただの低単価ロボットと同じだ。



スタイル写真に関してもそうである。
美容師の技術の根幹、『私はこんな髪型が切れますよ』という技術の証明そのものを偽って、お客様に嘘をついているのと同じ。


もちろん下手くそな写真しか撮れないと、その分集客は難しくなる。かわいい女の子の写真がたくさん並んでる方が、お客様は一瞬騙せるだろう。

だからと言って偽物の商品で集客したお客様は定着するのか?

実力のない美容師をそのまま放置して、一生食っていける人材が育つのか?

ここが美容師として、会社やブランドとしてのプライドなのではないかと思う。



AIを使うのではなく、AIに頼ってしまう集客手法は長い目でみて廃れる。これは人の接客と技術が主である美容室というビジネスにおいて、間違いない。



とは言え生成AIは素晴らしい



何度も言うがAIは頼るものではなく、使うものだ。生成AIをつかって可愛い女の子のイメージ写真を作る事自体は、なにも問題なくむしろその勉強や技術はどんどん磨くべきだと思っている。


実際に僕も好きではあるので、いろんなシーンで活用はしている。
画像だけでなく、バックオフィス側の業務でプログラムを書いたりとAIをフル活用中だ。


優れた道具は、使う側の能力や特性を選ぶ。
美容師としてどんなスタンスで、目の前のお客様に価値を提供していきたいか?は結局自分次第だ。


AIという優れた武器をつかって、もっともっとお客様に自分の時間をつかって美容師という職業をながく楽しんで欲しいと思う。

はじめまして、岩田良介です。

『マーケティングで稼ぎたい』と思ってる方の売上と役職を爆裂上げる!
超実践型のマーケティング情報を配信します。

【得意なもの】
・主にweb集客(ホットペッパー、minimo、Googleマイビジネス)
・コピーライティング
・コンテンツマーケティング

【経歴】

▶︎20才〜関西で美容師&アフィリエイト

▶︎30才〜関西NYNY入社 本部マネージャー

▶︎35才〜関西NYNY&関東Ash等 325店舗アルテサロン マーケティング責任者

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