新規客か再来客か、どちらが大事なのか問題
たまに言われる事があるんですが、
『新規集客ばかり大事にしてるように言いますが、再来のお客様を大事にする方が重要なんじゃないですか?』
まぁそりゃ当然なんですが、
僕が余りにも新規集客の話やブログばかり書いてるので、そう思われる事もあるのかもしれませんが、言うまでもなくどちらも大事です。
経営のセオリーで言うと優先順位は
『VIP様→通常の再来客様→新規客様』
でいいと思うし、気持ち的にも扱い的にも、
より多くの金額を払って下さって永く通って下さるお客様を大事にするのは当たり前。
ただ、新規を継続して取る力のないサロンは必ず衰退すると思ってます。
新卒が毎年入ってきて、スタッフが育ち、お店が発展していくのには必ず一定数の新規数が必要だからです。
新規集客をするパワー自体が美容師自身の成長でもある
新しいお客様を呼ぶ力というのはすなわち、
新しい技術やトレンドを発信する力、
新しいツールを勉強して使いこなす力、
これらが根本的に必要なのかと思います。
これらに着いて来れない美容師(美容室)が、新規集客できずに一個人で築いた固定客しかまわせず、新しく入ってくる美容師さんに活躍の場を与えられなくなってしまうのではないでしょうか...
例えば『新規が何十人何百人きましたー!』と謳うサロンに対して、2つの見方があります。
1つは、それだけ新規が来てるという事は、再来客があまり貯まってないから意味ない!という考え方。
2つ目は、それだけのキャパを広げていけるだけの人員が貯まっていってるから凄い!という考え方。
どちらも見る数字によって差があるし、実際の所はわかりませんがとにかく
新規集客をする〝パワー〟自体は認めざるを得ない事実ではありますよね。
『うちは固定再来が高いから、新規比率が低くて良い』というのは裏を返せば、新しいスタッフが育ってないということかもしれません。
逆に新規数がめちゃくちゃ多くても固定客再来が悪いから常に新規客でまわってるのかもしれません。
なのでそこは論点ではなく、集客するパワーに目を向けると発展的なのかなと、僕は思ったりするわけです。
美容師に限らず人は成長しなくなったら全く魅力が無くなっていくものです。
自分の成功体験や古い経験にとらわれず、常にアップデートし成長を楽しんでいける美容師でいたいもんですね。
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