人って中々動いてくれませんよね。
お客様もそうなんですけど、あなたがもし部下や後輩を指導する立場ならなおさら、共感してもらえるんじゃないでしょうか。
結論から言うと、人はそう簡単に動かないみたいです。(まぁ当たり前なんですけどw)
どれだけものすごく影響力のある人が説得しても、どれだけ演説の上手い人が話をしても、どれだけ人を洗脳する能力がある人が話をしても、関わる全員を動かすことは無理です。
ましてや、大人になると良くも悪くも経験や性格やプライドが邪魔をして、どれだけ良い情報とかやり方があったとしても、簡単には動いてくれません。
でも仕事をしている限り、お店や組織を管理する立場にある人はそう言ってもいられません。
『俺の言う事をだれも聞いてくれない』とまでは行かなくても、割合的に少数の人たちしか協力をしてくれなかったり、ルールを守ってくれなかったり、前向きに取り組んでくれないことなんてザラにあります。
だから管理者(もしくはリーダー)は、色んな勉強をしながら人や組織を動かす〝理論〟を勉強して、旗を振っていくわけなんですが...
実は『人を動かす』というのは、ある意味〝マーケティング〟とも言えます。
モノを買わせたり、予約させたり、人の持ってる資源(お金や時間)の優先度を奪う仕掛けが、マーケティングだと僕は考えています。
となると、部下や後輩、先輩や上司など仕事で関わる人たち皆に向けて『行動させる』というのもまた、マーケティングなんです。
という事で、
人を行動させる仕掛けを教育観点や組織論ではなく〝マーケティング〟で仕掛ける考え方を、まとめてみました。
①得られる未来を提示する
コレをする事でどんな未来が待っているか?相手はまず理解してない、もしくは知らない、更には信じてない場合があります。
この事を実例を元にしたり、証拠となるものを見せたり、ハッキリと掲げて誰もがわかるように提示します。
②そのメリットを説明
提示したその未来へ進む事で、何がどう良いのか?私にとって、あなたにとって、周りにとってどんなメリットをもたらすのか?を説明します。
誰もがその未来を切実に願っているわけでは無いかもしれませんので、相手にとって重要だと感じるメリットをちゃんと説明する必要があります。
③それを手に入れられる条件解説
得られる未来とそのメリットが説明できたら、次はそれをGETするためにどんな事が必要なのか?を解説します。
時間なのか、お金なのか、体力仕事なのか、その他いろいろと資源がある中で、それを消費(投資)するに見合うだけのコストパフォーマンスを十分に説明できれば完璧です。
④行動を促すアプローチ
最後に決断するのは私ではなく、あなたです。どうしますか?
人は背中を押して欲しい生き物です。自分で何もかも決断できる人の方が少なくて、結局は他人に決断を委ねたい心理が働いたり、行動する〝理由〟を求めていたりするモノです。
ですので、最後に背中を押すのに決め手となるポイントを押さえたアプローチをしましょう。
限定であるとか、皆やってるとか、自分も手伝うからとか、あの人が喜ぶからとか、何でも良いです。とにかく相手の心を揺さぶる最終の決め手をこの①から③の次に持ってきましょう。
さて、こんな感じでマーケティング的な観点から『人を動かすために行う仕掛け』をご紹介しました。
これは集客でももちろん使えるし、何か商品をお客様に購入してもらうときにも使えるし、何にでも応用は効きます。
ただやっぱり最後に覚えておかないといけないのは、人は最終的には〝心〟つまり情熱に心動かされて、行動をしてくれます。
これを忘れてしまってはマーケティングもクソもありませんので、気をつけましょう。
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