美容師やることにテンション下がってるスタッフは大概、先輩と〝技術のつながり〟が無い。
原因の根本は『技術を教えられない先輩』にあるんだと思う。
技術の楽しさを与えられているか
美容師であるなら少なくとも技術をやるつもりで職を選んでいるので、技術をやるのが嫌になったスタッフがいるとしたら、それは『楽しさを与えられていない』可能性がある。
いつしか練習することが目的になってしまい、それを放置している管理者がヤバイ。
楽しいと感じるものは人それぞれですが、『出来るようになる』『褒められる』ところまで到達させるのが先輩の教育であり、
練習させることを目的にしてしまうのは教える側が理屈を分かっていない事が原因。
先輩の技術に進歩がないのも原因
お店の先輩や上司が積極的に〝技術の課題〟に取り組んでいるか?も今一度、今一度考えておきたい。
後輩の指導や事務仕事はもちろん増えるけど、自分の技術の向上に時間を割いているかは、何よりスタッフがよく見ている。
ある程度、経験の長い美容師が練習しなくなる事が多いのは多分、『新しい技術を見ていない』からです。
インスタでも講習会でも、ネットを見ればすぐに〝自分がやった事のない技術〟に出会えるはず。
その存在を知っていても、自分がトライしようと思う意欲は忘れてはいけないのでは?
『とは言えお客様の層が違うから、練習しても意味がない』←だからスタッフが不満をもつ
これはよく言われる事なんですが、
Aという技術しかできないお店には、Bという技術を求めるお客様は来ません。
『うちのお店は年配の方が多いから、外国人風カラーをしたいお客様なんて滅多に来ないよ』
コンセプトがしっかりしていれば、それも正解なのかもしれませんが、スタッフは新しい技術をしたい場合はどうでしょう??
学びたいのに学べない、先輩も教えてくれない、そんな不満を抱えてスタッフの成長やモチベーションが上がらないのは、与える環境のせいかもしれません。
技術を教えられなくても、環境は用意できる
自らが技術を教えられなくても、その環境を与える事は誰にでもできます。
要は先輩や上司が『その必要性を理解しているか』の違いだと思う。
課題を自分で見つけられる人は少ないのだから、キチンと課題を与えてあげる
これをやれないと管理者としてスタッフを育てられない。
だから僕は積極的にスタッフに〝学べる場〟を用意して、それと同時に課題をわたす。
技術を学べる環境を用意して、その先の戦略まで道筋を立ててあげる。
これをやらないと、またしても〝練習する事が目的〟になりがち。
全ては管理者のこんな動き方次第で、スタッフのモチベーションや成長が決まる。
スタッフとの〝技術の接点〟を積極的にもって、美容師の楽しさをスタッフに与えて、自分も楽しむ事を忘れずに、仕事していきたいものです。
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