ぼくは昔から病院嫌いで、よっぽどのことが無いと病院に行こうとしないタイプなんですが、
病院が嫌いな理由の中で上位にあげられるのが『待たされること』です。
特に男性なんかは、待たされるのが嫌で美容院を嫌う人も結構いるらしいんですよね。
クレームや失客の理由としても、待たせ過ぎてしまった...というのが大きいと思います。
ではお店側としては『お客様を待たせない努力』は当然、どこのお店でも取り組んでいるとは思います。
でも、
〝待たされる側の気持ち〟を考えてみると、もう一段階、工夫しないといけない事があるように思います。
理由のわからない〝待ち〟が1番イライラする
人が心理的に怒りを感じる大きな原因の全ては『相手の気持ちがわからない』という理由ものだそうです。
この『待ち時間』を例に例えてみると、
お客様が『なぜこんなに待たされているのか?』と怒りを感じる裏には、
『なぜ私がこんな扱いを受けているのか?』という疑問が隠れているんです。
お客様を待たせようと思って待たせる美容師はいません。
そのお客様をテキトーに扱ってお待たせしているわけでは、ありません。
極端な話、同業者であればお待たせする理由をなんとなく理解できるので、怒ることはありません。
でもお客様は美容室で働いた事がないので、その気持ち(または事例)を理解できるわけがありません。
僕が病院で待たされてイライラするのは、
謎に待たされる時間が多すぎるからです。
僕は病院で働いた事がないので、笑
なぜあんなに時間がかかるのか?意味不明なのです...(僕だけ??笑)
散々待たされた挙句、診察室にゆったり座るお医者さんが(ちょっと一服した感満載で)『今日はどーしましたぁ〜?』なんて聞いてくるからイライラするんです。
(↑え?僕だけですか?笑)
しかもそんな医者は大概、鼻毛出てて髪も寝癖とかついてて、偉そう。
(↑僕の病院運がないのか?笑)
だから僕は病院に行って気づきました。
『待たせる理由と目安時間を、キチンとお客様に説明をしよう』と。
お客様から席を離れる時に『待たせる理由』を一言添える
お客様を施術中に、どうしても離れないといけない場面が出てきますよね。
しかも何かのアクシデントで、それが数回にわたり手を止めてしまう事も、実際のサロンワークで何度も経験しました。
でもそんな時にお客様のストレスを軽減させる魔法の言葉があります。それは
『申し訳ありません、○○だけしてきますので、少々お待ち頂けますか??』
大概の美容師さんは、『すみません』と『少々お待ちください』しか言いませんが、
そこに〝正直な理由〟を添えると、
お客様もなぜ待たされるのか?が明確なので、イライラが大きく軽減させられるんです。
『あちらのお客様の、仕上げだけして参ります🙇♂️』
『電話だけ出てきます🙇♂️』
『あちらのお客様の、お会計だけ(お見送りだけ)してきます🙇♂️』
『カラーのチェックだけしてきます🙇♂️』
などなど、
予想できるなら『5分だけお待ちください!🙇♂️🙇♂️』と誠心誠意、お願いをすればいいのです。
お客様はフロアの事なんて見てないし、
何人掛け持ってるかも知りませんし、
どのタイミングでどこで何をしないといけないか?も知りません。
お店が忙しいならお客様もそれを理解してる方は理解してくれているので、
同じ待ち時間なら理由が明確な方がお客様は納得できるんです。
何度も言いますが、あくまで待たせない努力をするのは前提です。
お客様にはいつも正直に、キチンと説明をするのも演出の1つだと、僕は思います。
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