スポーツ選手が年数を追うごとに新記録を出していくのって、人類が進化している感じがして面白いですよね。
100mを10秒きるスピードで走ったり、フィギュアスケートでも4回転飛ぶなんて人類には無理だろーってされてた技をバンバン飛んでみたり。
細かく言えばトレーニング方法とか、ウェアやシューズとか、その辺が発達した事も要因だとは思うんですが、
何よりも大きな影響を与えるのは〝最初にやってみた人がいる〟という事が1番大きいらしいです。
誰か1人が到達すると、他の人もやれるようになる理由
例えば単純ですが、フィギュアの4回転ジャンプは今まで『人間には無理だー』ってくらいのイメージで認識されていたものが、
カナダのカート・ブラウニングという人が初めて4回転ジャンプに成功したそうです。
一度成功した人が出てくると、その人の飛び方や練習方法をもとに、次々と4回転ジャンプを飛べる選手がでてきます。
これは気持ち的に『あ、人間でもいけるやん』というある意味リミッターが外れた状態になる事で、次々と技術が進化していく要素が強いそうです。
『ビリギャル』で有名な作者、坪田信貴さんの著書『才能の正体』の中でも述べられていましたが、
人はコレをビジュアルで認識する事で〝出来る〟という脳の認識に持っていけるそうです。
実際に飛んでるビジュアルを見て、『俺もいけるはず!』と思い込み、出来るようになるんですね。人間てホンマすごい。
YouTubeの普及で人類が進化していく
YouTubeなんて正にそうです。
バンドやってた人なら想像しやすいと思いますが、昔 〝神〟とされていたギタリストのギターリフなんかも今はYouTubeで簡単に手元が見える状態で学ぶことができます。
それによって小さな子供でも神がかったギターテクニックを身につけたり、平気でそんな人が沢山でてきてますよね。
昔はギターをやろうと思ったら、教則本を買ってきて自宅でチマチマ練習をしたり、誰か近所にギターの上手い人がいてその人に憧れて教えてもらえたり。
でも今はそんな事をしなくても、
テクニックがぶっ飛んでる人の動画が世界のどこにいてもYouTubeで見ることができる。
そりゃテクニックも進化しますよね。。。
美容師のテクニックも動画で学ぶ時代
直接上手い人に講習してもらわないと身につかなかった技術が、これからはもっと動画で身につけちゃう人達がどんどん出てくると思います。
今や僕たち古い世代が考えているよりも遥かに、若い人たちの〝動画リテラシー〟も上がってます。
実際にスタイリング動画なんかを見まくって、その辺の美容師よりも完全に上をいく美容学生(もしくは高校生!)も、ゴロゴロいます。
誰かに直接教えてもらわないと何も練習できない古い美容師さんでは、進化のスピードが全然違い、どんどん置いていかれる時代がもう来てるように思います。
そんな中で、僕は美容師が育つ環境をつくっていく立場として色々と先手を打っていかないなーと思うわけです。
技術教育だけでなく、昔は直接会ってしか聞けなかった情報なんかも、こうしてブログで知ることができる現代です。
発信する側も、それを見て学ぶ側も、どんどん進化していかないといけませんね。
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